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ヌーヴェル オルレアン

に行ってまいりました。この表記はなかなかスノッブでよろしいですな。

申し上げるまでもなく、ニューオーリンズであります。

昨年のカトリーナ被害からどれくらい復興しているのかと

心配でありましたが、やはりパワーが違いましたな。

街の至る所に爪跡が残っていましたが、さすがは音楽の都。

街には音楽が溢れておりました。我々が向かったのは、

バーボンストリートというところ。到着は夕方5時くらいでしたので、

まだまだ明るかったですが既に都の香りがムンムンでした。

まずはぼったくりバーで、ウオッカのショットを一発。

続いては、名物のカキを食べにいきました。生牡蠣にトマトソースと

レモンをかけていただきます。最高ですな。いくらか小ぶりに感じましたが、

非常に美味でありました。かつてのフランス支配の影響と、音楽の都たる

所以で世界中からの人々の影響、カリブ海地域からの影響などがあると

思われます。音楽だけでなく、お食事もどうぞ。

続いてはお楽しみのjazzbarへ。MAISON BORBONというお店へ。

クインテットが既に演奏をしておりました。トランペット、コルネット、ピアノ、

ドラム、ベースの五人組。始まってからまもなく、ここまでの長き道のりと

聖地にいるとの思いと、すばらしい演奏に感動してI CRY でした。

黒人の歴史と音楽の歴史とカトリーナ被害と街の雰囲気とそこに自分がいる

非現実感のすべてが交じり合って複雑な感情のもと、形となって現れたのでした。

JAZZの商業的な中心地が、ニューオーリンズであるわけではないですが

過去の積み重ねと現在の人々の誇りとが一体となっておりました。

音楽とは素晴らしいもので、特にインストゥルメンタルなものについては

国境はないと言えるでしょう。誰もがそこに行けばこの気持ちが分かると

思います。NO MUSIC NO LIFEとはよく言ったもので、たとえ地球人が

いなくなって、違う惑星の人々がこの日の演奏に録音あるいは録画という手段で

接することがあったとしても、彼らは心を動かされるのではないかという位の

演奏でした。こう言葉でいくら綴ってもキリがないので、ぜひ訪問を。

ところでアメリカ滞在もあと数時間に迫ってまいりました。

いろいろな人々との出会いで、また今回の旅ももしここに来ていなかったら

今後どうなっていたのだろうというレベルの、ものすごいものでした。

人生とは旅でありますな。

みなさんありがとうございました。HAVE A GOOD LIFE!
by fivecorners | 2006-09-17 15:55
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